公開日:2024/11/16
こんにちは!スモッティーJR高槻店の竹山です(^_-)-☆
賃貸物件を退去する際、避けて通れないのが「原状回復」の話題です。特に初めての引っ越しや退去時には、「どこまで直さなければならないの?」「修繕費用は誰が負担するの?」といった疑問が湧くことも多いでしょう。今回は、原状回復の基本的な考え方と、退去時にトラブルを避けるためのポイントをご紹介します。
原状回復の定義とは?
「原状回復」とは、賃貸契約時に入居した際の状態に部屋を戻すことを指します。ただし、日常生活で発生する「通常損耗」や「経年劣化」については、借主が負担する義務はありません。
【通常損耗や経年劣化の例】
- 日光や家具による床や壁の色あせ
- 壁に掛け時計をかけた際の軽い跡
- 数年間使用して消耗したカーペットやクロス
一方で、借主の不注意や故意による損傷は、修繕費用を負担する必要があります。
【借主負担になるケース】
- 壁にタバコのヤニや臭いが染み付いている
- ペットによる柱やフローリングの傷
- 飲み物をこぼしてできたシミや汚れ
原状回復費用の負担ルール
原状回復費用の負担については、国土交通省が公表している「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に基づいて判断されることが一般的です。契約書に特約事項として明記されていない限り、借主が全額負担する必要はありません。
負担区分のポイント
- 通常損耗と経年劣化は大家負担
- 一般的な使用に伴う劣化や損耗は大家さんが修繕する責任があります。
- 借主の過失や故意による損傷は借主負担
- 不注意で家具をぶつけてできた穴や、ペンキを勝手に塗った壁などは借主が修繕費用を負担します。
- 特約事項の確認が重要
- 賃貸契約書に「退去時にすべてクロスを交換」などの特約がある場合、これに従う必要があります。
原状回復のトラブルを防ぐために
退去時のトラブルを防ぐためには、以下のポイントを押さえることが大切です。
1. 入居時の状況を記録する
入居したら、部屋の状況を写真や動画で記録しておきましょう。特に傷や汚れがある場合、それを記録し、可能であれば管理会社や大家さんに報告しておくと安心です。
2. 契約書をしっかり確認する
契約書に記載されている「特約事項」や「修繕費用の負担割合」を事前に確認しましょう。特に、原状回復の範囲について詳細に書かれている場合があります。
3. 日常的な手入れを怠らない
定期的に掃除をすることで、汚れや劣化を最小限に抑えることができます。例えば、エアコンのフィルター清掃や排水口の掃除をしておくと、トラブルを未然に防げます。
4. 退去時に確認を依頼する
退去前に管理会社や大家さんに立ち会いを依頼し、どの部分が修繕対象となるかを明確にしておきましょう。その際、修繕箇所や費用の見積もりについても確認すると安心です。
まとめ
原状回復は、借主・大家双方にとってトラブルになりやすいポイントですが、ルールを理解し、入居時から適切に対応することで回避できます。「通常損耗」と「過失・故意による損傷」の区別を理解し、契約内容をしっかり確認することが大切です。次の引っ越しや退去時にもスムーズに対応できるよう、今回のポイントをぜひ参考にしてください!
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